誤嚥性肺炎を防ぐ介護食の宅配

介護食宅配女性

病院食に見られる特徴は、料理を丸ごとミキサーにかけた流動食で、当然美味しそうには見えず、味もあまりよくありませんでした。入院中のお年寄りのごはんが思うように進まなかったのは噛むことが難しいからではなく、見た目や味の問題がほとんどなので、自宅で食事の用意をするときは、病院食のような見た目も味も悪い食事は出さないと決めました。入院先で摂食嚥下障害専門の看護師さんに退院した後の食事について伺ったら、食べやすい形状のものであれば何でも食べられると教わりました。毎食ごとに小分け冷凍しておくと便利だと気づいたんです。怪我や病気に負けない体を作るためにカロリーを、関節周りの筋肉量を維持するために良質なタンパク質を効率よく摂取できる食材を食べるようにしましょう。そして良質なたんぱく質として真っ先に挙げられるのは卵と豆腐ですので、肉や魚が苦手な人は、卵や豆腐で代わりに補うことができます。そして肉や魚から摂取できる動物性たんぱく質にはアミノ酸やビタミン・ミネラルなどが含まれており、毎日さまざまな食品を食べている人は高齢になっても筋力などの衰えが少なく、他の人よりも長生きできるということも分かっています。歳を重ねるにつれて頬がたるんできたり歯が弱くなると、飲み込んだり噛んだりする力も衰えてきます。今まで何の問題もなく食べていたものを食べることが難しくなり、飲み込むときに喉につかえてしまうことが多くなり、最悪の場合、誤って食べ物が気管に入ってしまったことで「誤嚥性肺炎」を引き起こすこともあり得ます。また、高齢者は一般的に若い頃よりも食欲が低下するため、あまり困難なく食べられるものに絞って食べてしまいがちになり、一度に沢山の量を食べられなくなり栄養が偏った状態になっている恐れがあります。加齢や病気・怪我などにより、固いものが食べづらい、水分が飲みこみづらいといった食事の悩みが出てきます。介護用の食品には食事に対するどんな悩みでも解消できるように、食べやすさに配慮した商品や、足りない栄養素を十分に補える商品などが用意されています。家庭で介護食を用意するのはとても大変です。介護用の食品で、心の負担が軽くなったり、献立についての日々の悩みを少し軽くできるでしょう。当事者も身の回りのお世話をする方も、どちらにとっても嬉しい介護食品を使わない手はないでしょう。見た目が良くて美味しそうな介護食を前にすれば、当然食欲も出ます。どれだけ無理なく食べられるかにとらわれ過ぎて、見栄えも味も悪くなってしまうと、食欲は無くなってしまいます。口の中でまとまりやすいか、喉を通りやすいかなど安心して食べられるように考えられています。お年寄りになると唾液の量が減ってくるため、口に入れたときに、水分を吸収してしまうような食べ物は食べるのが大変です。一方で水分が多すぎても、むせこみやすくなってしまうので、食べやすい具材を使用して、食事に負担のない形状に作り変えます。より食べやすい介護食を作るために、また介護する側も介護食を作る負担を軽減するためにも、調理器具を使うことをおすすめします。介護食の特徴は柔らかく、噛みやすく、そして飲み込みやすいなめらかな状態です。フードプロセッサーは少量の水で食材を細かく刻んだり、さらに細かくペースト状にしたりなど、簡単に調理ができるようになります。それ以外にもマッシャーやすり鉢を使用してより食べやすい形にすることもできます。さらになめらかさが必要な場合には、裏ごし器を使うと粒粒感がなくなります。近頃では、お年寄りのフレイル(虚弱)状態が問題視されています。フレイルとは昔に比べて思うように体を動かせなくなったり体重が落ちてしまったりなどと、このままでは要介護の状態になる可能性が高いことをいいます。そしてフレイルの状態から、筋力衰えてしまうようすを指す「サルコペニア」や、骨、関節そして筋肉の障害により歩くことや日常の生活を送る上で大変な問題を起こす「ロコモティブシンドローム」、もっとひどくなると起き上がることすら難しい状態になってしまう可能性が高いといいます。そしてこの負の連鎖をを引き起こしているのが栄養不足なのです。「あまり食欲がない」「食べにくい」と感じることが増えると、献立を考える楽しさも減り、どれだけ簡単に食事をすませられるかばかり考えてしまいます。そういうときは、すぐに用意できる食品を足して、少量でも効率よく栄養が摂れるように工夫してみましょう。あまり気分が乗らないとき、おかゆを食べるだけで安心していませんか?ごはんに比べるとおかゆは水分が多いので、一杯くらいでは、同量のごはんを食べた時のエネルギーには到底及びません。なのでおかゆだけを食べるのではなく、ほかの食材も摂るようにすることで、足りないエネルギーと栄養を補っていきましょう。介護施設の食事は栄養士がバランスのとれたメニューを考え、丁寧に調理されたものを出していますが、もし噛んだり飲んだりすることが難しい方に対しては、その方にあった調理方法で調理することが大切です。介護施設によって、きざみ食・ミキサー食のように流動的なものではなく、料理の見栄えを大事にしつつすごく簡単に舌を使って食べられる「ソフト食があり、たとえ飲み込みや噛む機能が低下したかたでも、美味しく食べられる調理法を教えてくれる老人ホームもあります。加齢や疾患によって食べる力は落ちてしまいます。食べる力が衰えてしまった方のために介護食は提供されていますが、機能の低下など人それぞれです。安心してごはんが食べられるような手掛かりとしてレベルごとに分けられているのが介護食です。嚥下食ピラミッドは食べる動作がどの程度困難かによって異なる6つの度合いで普通食から嚥下食に分け、食べる力がどの程度かに合わせて、食物の形や柔らかさなどを同じにすることで外に出ることが困難な方でもご家庭で安全な食事形態の目安として使いやすい指標です。